ふとしたことがきっかけで、半生をグラリと傾ける。その一瞬にも詩は隠されている。光る塩のような詩を追って、大通りから裏通りへとつんのめっていく。中原中也や辻征夫たちも歩いた、おかしくて、少しさみしい詩の路地裏をあじわいつくす-日常をはみ出すための新しい詩のエッセイ集。