UML(Unified Modeling Language:統一モデリング言語)は、ソフトウエアの要求仕様や内部構造の記述を目的とした国際標準の表記法です。従来は内部構造を表現する設計図として幅広く使われてきましたが、ユーザーの要求を「見える化」する要求モデリングの表記法としても大きな威力を発揮します。本書では,これまで体系だってまとめられてこなかった要求モデリングのノウハウを21のパターンとして提示しました。また実際の説明では、最初にやさしい練習問題を示し、その解説を通じて実践的なノウハウを一つひとつ説いていきます。上流工程でますます重要となるモデリングの技術をぜひ本書で身につけてください。