本書は、代数的方法を強調した暗号理論の入門書である。暗号とそれに用いられる代数・整数論・計算機科学のそれぞれの基本概念、およびこれまで教科書の形では現れたことのない理論で、発展の初期段階にある"隠れ単項式"系、組合せ論的‐代数的系、および超楕円曲線系を解説する。