呉秀三/樫田五郎『精神病者私宅監置の実況』に並び、近代日本の精神医療導入を知るうえで欠かすことができない一次資料の待望の現代語訳。樫田五郎『日本における精神病学の日乗』もあわせて翻訳、850個以上の注を付けて背景知識を補足して、コラムで社会状況なども解説する。社会史的な視点から現代精神医療の源流に迫る一冊。