ぼくの名前はサラーム・パックス。ブログ中毒者だ-。アメリカ軍の攻撃にさらされ、破壊されていくバグダッドに暮らすあるイラク人青年。彼がサラーム・パックスという名でインターネット上に綴る日記に世界中からアクセスが殺到した。ブッシュ、フセイン、国連、アル=カーイダ、空爆、連合軍、奪略、占領下での生活…29歳のイラク人青年の日記には、すべてがリアルな素顔をさらけだす。ときに辛辣に、ときに感傷的に、ときにユーモアを交えて綴られる日記は、現在もバグダッドから配信されている。