「エチオピアの煙突そうじ」の桂文紅を覚えてますか?昭和30年代につづられたその日記には、上方落語界の先輩後輩がたくさん登場する。負けまいとするも自らの芸にうんざりする日々。やがて新作落語や大喜利台本、義太夫の床本までこなすインテリ噺家の、まさに華ひらく直前の姿だ。桂文紅「珍品絶品落語」四席ネタ帳のお楽しみ附。