夫婦の氏はどうあるべきか、また戸籍や子の氏はどうなるのか。歴史と習俗をふまえ、国家政策と法との関わりにおいて妻の氏はどうであったのか、またいかにあるべきかを明らかにするとともに、このような夫婦の氏のあり様について、男女平等と個人尊重の理念から考察する。