この30年余り、東南アジア各国やインド、スリランカなどを歩き、また在日外国人の権利のためにも奔走してきた著者が、各地で出会った庶民の生活や労働の実情を通して、ますます深まる日本との結びつきを報告。民族紛争や経済開発の下で、たくましく生きる人びとの精神世界をもていねいに描きながら、本当の豊かさとはと問いかける。