ついに、バルセベック原発が閉鎖された。その背景にあるスウェーデンとデンマークが辿ってきたエネルギー政策と市民の関わりを眺めていくと、「地球温暖化防止」という名目で原発20基増設を上から押しつける日本政府とは対極にある、自由で環境保全的なエネルギー分権型社会を実現してきた北欧社会の姿が浮かび上がってくる…。