戦後半世紀、自動車や電器製品から住宅まで、デザインは日本人の生活に広く深く浸透してきた。しかしいま、環境、都市、高齢化など地球規模の課題にどう取り組むべきか、その方向を見失っているようにみえる。最尖端で活躍するデザイナーや建築家のみならず、研究者や実務家、社会学者や歴史学者をもまきこみ、新たなデザイン像を構築、日本の社会と文化に向けられた真摯かつ貴重な提言。