ある日突然言葉を話せなくなった女。すこしずつ視力を失っていく男。女は失われた言葉を取り戻すため古典ギリシャ語を習い始める。ギリシャ語講師の男は彼女の ”沈黙” に関心をよせていく。ふたりの出会いと対話を通じて、人間が失った本質とは何かを問いかける。★『菜食主義者』でアジア人作家として初めて英国のブッカー国際賞を受賞したハン・ガンの長編小説★「この本は、生きていくということに対する、私の最も明るい答え」――ハン・ガン
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