夫ヒロシ、世界を股にかける博奕打ち兼主夫。妻テッサ、世界的に著名な人文社会系研究者。そして息子パトリック、元不登校児にして15歳で大学に通い始めた天才児。オーストラリアの空の下、この超個性的な面々が「やりたいことだけをやり、したくないことはしない」を唯一のモットーに、世に跋扈する常識と闘いながら、まったく新しい家族の形態をつくりあげていく痛快エッセイ。