• Author島田雅彦
  • Publisher集英社インターナショナル
  • ISBN9784797680164
  • Publish Date2017年12月

深読み日本文学

芥川賞選考委員の作家による、異色の日本文学論!
「色好みの伝統」「サブカルのルーツは江戸文化」「一葉の作品はフリーター小説」など、古典から漱石・一葉らの近代文学、太宰・安吾らの戦後作品、さらにAI小説までを、独自の切り口で分析。
創造的誤読、ユーモアの持つ効能、権威を疑う視線といった、作家ならではのオリジナリティあふれる解釈で、日本文学の深奥に誘う。
高橋源一郎氏(作家)推薦!
「待ってました! 『日本文学史』の最新・最強バーション」
(目次より抜粋)
序章:文学とはどのような営みなのか
第一章:色好みの日本人
第二章:ヘタレの愉楽――江戸文学再評価
第三章:恐るべき漱石
第四章:俗語革命―― 一葉と民主化
第五章: エロス全開――スケベの栄光
第六章:人類の麻疹――ナショナリズムいろいろ
第七章:ボロ負けのあとで――戦中、戦後はどのように描かれたか
第八章:小説と場所――遊歩者たちの目
第九章:現代文学の背景――世代、経済、階級
第一〇章:テクノロジーと文学――人工知能に負けない小説
巻末ブックリスト付き

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