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  • 著者フリードリヒ・ニーチェ
  • 出版社筑摩書房
  • ISBN9784480080752
  • 発行1994年1月

ニーチェ全集 5

『ニーベルンゲンの指輪』の上演に失望を隠しきれないニーチェは、いよいよヴァーグナーとの訣別を決意する。彼は、ますます昂進する持病の頭痛・胃痛・眼痛の療養もかねてイタリアへ避難し、友人との共同生活のなかで少しずつノートを書きためていった。それが、のちのちまでニーチェの文章形式を決定づけることになるアフォリズム集の第一作『人間的、あまりに人間的』であった。そこでは、形而上学・宗教・芸術(そして、ヴァーグナー)が徹底的に批判され、既成の偶像の暴露心理学的解体が試みられる。ニーチェ中期の思想の端緒。

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