それまでのマネジメント認識を決定的に変えた『現代の経営』は、ドラッカー自身のマネジメントについての「発想転換」を基底に据えた一大体系だった-今もマネジメント学の原点として読み継がれているこの著作を、刊行後60年を期し、以後の著述活動における発展・進化とも照らし合わせ包括的に読み解くとともに、企業、公的機関、大学等、現代のすべての組織に向け、同書に結実したドラッカーの「発想転換」が孕む重要な意味を、改めて提示する。