高齢者施設は決して老いて未来のない人々を「収容する」場所ではない-人々が生き生きとその人にふさわしい暮らしを全うできるよう、施設の設計、介護のあり方、職員と入居した人々とのコミュニケーションはじめ、すべてが"ノーマライゼーション"の理念と「人権を守る」運営方針に貫かれた数々の実践の全容を、入居した人々が残した多くの感動的なエピソードを交え、具体的な将来構想とともに語り証した、社会福祉法人「きらくえん」35年の軌跡。