中世の日本では、天皇家を巻き込んだ陰謀によって京都の闇の中から次々と皇族や貴族の怨霊が現れる。いつしか日本は怨霊の跋扈する国となり、その結果、彼らは神として祀られたり、仏の世界に封印されることで鎮められてきた。本書は読者の皆さんを闇の世界に誘うため、こうした怨霊を封印した神社仏閣を紹介しつつ、弾圧した側が作り上げた歴史に鋭く斬り込み、真実の歴史を解き明かす。