二宮金次郎は農村指導者であって、学者ではない。したがってその教えは机上の学問ではなくて、困難な農村復興の中から生まれてきた実践哲学である。その故に、この教訓は、現代の我々の生き方や、経済活動にも、ぴったり当てはまる教えなのである。