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  • 著者スティーヴン・E.トゥールミン 宇野正宏
  • 出版社地人書館
  • ISBN9784805203941
  • 発行1991年10月

ポストモダン科学と宇宙論

著者は、古代における神話の形成過程およびその存在意義に触れ、それが中世を経て、ルネッサンス以後の近代科学の勃興とともにいかに衰退消滅していったかを述べる。こうしてあたかも死滅したかに見えた神話が、近代科学のほぼ三百年にわたる発展過程を通していかに息を吹きかえし新たな神話体系としてよみがえっているかを指摘する。また、自然科学が生み出す種々の自然像、たとえば物理学的自然像と生物学的自然像から包活的な世界観を打ち立てること、すなわち自然科学と哲学の再合同の当否を問題提起的に論じている。

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