• 著者宮部みゆき
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062776745
  • 発行2013年10月

小暮写眞館 下

――今だから、言えるんだ。
ふたをしてきた家族の過去。それに向き合う時がくる。
人の想いは思いもかけない場所に現れることがある。たとえば写真とか。英一の小学生の弟、光(ピカ)の様子がおかしい。友人のテンコによれば、彼は写眞館の元主(もとあるじ)、小暮さんの幽霊に会いたいのだという。そして垣本順子、英一と家族、各々が封印してきた過去が明らかになる。読書の喜びがここにある。感動の結末へ。

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