休暇のたびに、赤道の島ボルネオを訪ね歩いた著者が、熱帯林と、そこに暮らす人びとを通して、たくさんのことを学んでゆく。日本で考えてもわからなかった「開発」、「援助」、「環境」、「人権」などの問題のほんとうのすがたを、わたしたちの目線の高さで鮮やかに描ききる。