• 著者池波正太郎
  • 出版社角川書店
  • ISBN9784041323342
  • 発行2007年4月

侠客 上 改版

夕立に煙る路上で六人の刺客に襲われた塚本伊織は、息子の伊太郎(のちの幡随院長兵衛)に「からつ」と言い残して死んだ。流浪の末に奉行先を得た二十歳の伊太郎は、父の死の謎を解いて敵を討つため、三千石の大身旗本、水野百助の援助で元唐津藩士だった茂平次を彦根に探し出す。そしてすべてを知ることになるが…。江戸一の"人いれ宿"を営む山脇宗右衛門の元に身を寄せる伊太郎。だが、その背後に刺客が迫る。

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