多摩ニュータウンに象徴される都市のペリフェリー。エッジ・シティとしてのベイエリア・ゾーン。あるいは、次第に曖昧になりつつある都市の内と外=境界。すべてが均質な空間としてあるかのように見える現代都市の、その内部に存在する多様な境界とエッジ、文化的地理的な陥没と突起の意味を、対話とフィールド・ワークによって明らかにし、都市-建築-空間論の転回を試みる。