古楽復興運動の立役者のひとり、バルトルド・クイケンの初の著作。演奏家のなすべきことは何か? 楽譜から何を読みとり、何を聴き手に届けるのか?ピッチ、音律、テンポとルバート、リズム、フレージング、アーティキュレーション…… 古楽をめぐる18のテーマから、演奏の真髄を語る。さりげなくシンプルな、しかし示唆に富んだ深い言葉は、まさに彼の音楽そのもの。古楽から転じて未来の音楽を啓示する、奇跡の書。