• Author平野啓一郎、 Aubrey Beardsley

サロメ(光文社古典新訳文庫)

ビアズリー 書誌日本No.338 「サロメ」平野啓一郎。福田恒存訳、日夏耿之介訳に続く第3のサロメ翻訳のスタンダードを狙った意欲作。訳者あとがきにおいて「「平野啓一郎訳」という色を強く出す気はなかった。」と語っているが、例えば橋本治の『桃尻語訳 枕草子』のように原著に忠実に訳しながらも溢れ出るオリジナリティーはない。またビアズリーを否定しながら、解説でビアズリーの絵が使われるなどちぐはぐな面も。解説自体は素晴らしい。時代を超えた名訳として支持されるか注目。

>> 続きを表示