“250兆円経済圏”となり得るAPIエコノミー、全ビジネスパーソン必読の書
API(Application Programming Interface)とは、コンピュータ用語でいうと、プログラムの機能を外部から利用できるようにするインタフェースです。
いま、APIがビジネスの分野に広がろうとしてします。企業が持つ多くのサービスやデータをAPIによって外部に公開し、それらを他社が利用する動き、すなわち“APIエコノミー”が始まっています。
こうしたAPIエコノミーは企業間をつなげ、米IBM社の資産では2018年で2兆2000億ドル(約250兆円)の巨大な経済圏になる見込みです。
企業間のサービスやデータを結び、新たなビジネス価値を生むAPIは、すべてのビジネスパーソンに影響を及ぼすものです。そのAPIの意義や実態を本書で解説します。
1章ではまず、APIとは何か、を解説します。
誰にとって役立つものなのか、自分たちのビジネスにどんな影響があるのか、どういう考え方で取り組めばよいのかなどを説明し、APIの必要性を理解します。
2章では、APIの提供者である各企業の取り組みを通じ、その活用法や意義を見て行きます。
三井住友銀行、ジョルダン、アマゾン ウェブ サービスなどのAPI関連の取り組みを紹介します。
3章では、API取引所を取り上げます。APIを提供する側、APIを利用する側の双方にメリットがありますが、その仲介役であるAPI取引所が大きな役割を果たします。
海外での取り組みと日本国内の動きを見て行きましょう。