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  • 著者舞阪洸/著
  • 出版社富士見書房
  • ISBN9784829113363
  • 発行2001年0月

火魅子伝 6

土埃が舞う街の広場。その中心で、美女が組み合う。賭け相撲だ。「ぬぅぅぅおおお〜」織部が叫ぶ。「うぐぐぐぁぁぁ〜」愛宕が、がっぷりよつで応じた。薄い衣装が、きりきりと紋られる。きわどい、きわどすぎる。文字通りギリギリ(!?)の攻防に観衆は沸いた。(おいおい、こっちはタイヘンだってのに、羨ましいというか…)九峪は呟く。当麻の街を完全に包囲し始める、狗根国軍の四千の軍勢。圧倒的不利な状況に対して、耶麻台国軍は、唯一の望みである集結する火魅子候補と九峪の奇策にその未来を託す。古代和風ファンタジー絶好調の第五弾。

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