阿蘇の奥、緑深き山中。狗根国軍・征西都督府長官補佐・天目は、旧知の仲である三姉妹を訪ねていた。バニーガール姿で、ナイスバディでありながら、魔人として地上最強な兎娘たちを。「頼みがある。耶麻台国軍大将・"神の遣い"に関することなのだが…」温泉、宴会の後、口を開いた天目の申し出は、意外なものだった。「やるわよ、天目。あなたの頼みじゃ断れないものね」長女・兎華乃は、戦場での殺戮の予感に奮え嬉々として応じた。勝利を続け、確実に勢いを増す九峪率いる耶麻台国復興軍。しかし、その勝利の裏に緻密な包囲網-罠がしかれつつあった。古代和風ファンタジー第七弾。