• 著者舞阪洸/著
  • 出版社富士見書房
  • ISBN9784829114216
  • 発行2002年0月

火魅子伝 8

「香蘭をど、どうした!?」九峪は、恐怖に震えながらも叫んだ。眼前に魔人・土羅久琉が立ちふさがる。「アマリに美味そうなのデ、喰っテやったゾ。たダ殺スにハ、惜しカったかラな」魔人はこともなげに言い放つ。自らの命を賭し、九峪を護ろうとした火魅子の血をひく香蘭。"神の遣い"九峪は、自らの危機よりも、彼女を失ったことに、ただ呆然とするしかなかった。火向の国を破竹の勢いで、手中におさめ始める耶麻台国復興軍。しかし、分散しての行軍が徒となり、九崎と香蘭、そして彼の親衛隊は突如の魔人の襲撃に壊滅させられる。香蘭を失った九峪も絶体絶命のピンチに立たされるのだが…。古代和風ファンタジー第八弾。

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