• 著者舞阪洸/著
  • 出版社富士見書房
  • ISBN9784829115046
  • 発行2003年0月

火魅子伝 10

「亜衣、俺さ、わくわくしてるんだよ」九峪は、空を見上げながら呟く。「は?」亜衣は、驚いた。敵-天目の使者・虎桃が、邪麻台国軍を訪れる。彼女が持ちかけた提案とは、九峪と天目との会談であった。「ちょっと、恐い…でも、楽しみでもある…いったい、天目がどんな絵を描いているのか、それが知りたいんだ」九峪の瞳は、空の向こう、遠い未来を見つめていた。自分の進むべき道を。火向の国をその手中にするべく、苛酷な闘いを勝ち抜いていく復興軍。総大将・九峪とともに、彼らは建国への道を確実に、一歩、一歩進んでいく。古代和風ファンタジー怒涛のクライマックス。

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