"ヴェゼンディに来い。来なければ、誰かが死ぬ…。"いきなしあたしの前に現われ、不気味なことばを残して去っていった男は、暗殺者のズーマ。かつて、ある事件で依頼を受け、あたしの命をつけ狙った男だ。はっきし言って、いっちゃん復活してほしくない奴が復活してしまったのだ。しかし、あんなこと言われてほっとくわけにもいかない。ヴェゼンディ・シティへと、あたしたちはおもむいた。だが、そこで待ちうけていたのは、もうひとつ別口の宿敵…。こうなったら、まとめてケリをつけるしかない。人気絶好調のユーモア・ファンタジー、謎が謎よぶ第6弾。