社会主義革命、世界大戦、東西冷戦と、大国の利害に翻弄された小国リトアニアは20世紀をどのように生き抜いてきたのであろうか?処刑や流刑、追放に怯えながらも果敢に大国に立ち向かった青年たちや、シベリアから生きて帰ることのできた元パルチザンが語る数々の恐るべき事実。密告、裏切りなどによる民族の心の傷を、これからどのように回復するのか。リトアニアの20世紀を証言で綴り、21世紀の人類の課題を考える。