「では、しかけますぞ、九峪様」指揮をとる伊雅は、声をかける。「ああ、そうだな」一抹の不安とともに九峪は応じた。現代から三世紀の九洲へと召喚された高校生・九峪は、"神の遣い"ともてはやされながら、耶麻台国復興軍の総大将として起つことを余儀なくされた…。「いけぇ!!!」湧き起こる鬨の声。破竹の勢いで進撃を続ける軍の中で、九峪はひとり呟く。(戦争なんだよな、人が死ぬんだよな)星華、伊万里などの火魅子候補と合流し、戦うことを余儀なくされる九峪。美女に囲まれ、たまに頬を緩めながらも、生き抜く道を模索する。ジャパニーズ・ファンタジー第二弾、堂々の登場。