「こんなんで、魔法遣いになれるのかな?」ユメは、ふとため息を漏らす。公園の高台を涼しい風が吹き抜ける。様々な色の屋根が重なり、その向こうに入道雲が見える。「どうしたの?」横を見ると美しい少女が、人なつっこく微笑んでいた。魔法遣いになるための研修中にスランプとなるユメ。彼女は街をぶらぶらする途中、出会った少女・希未とあるモノ-想いがいっぱいにつまった大切な宝箱を探すことに。それを探す中、ユメは魔法遣いとして自らの歩む道を見つけていく…。あなたもユメとあてのない散歩をしてみませんか。