この物語の主人公、ポイット氏には、ある悩みがあった。まわりの人びとがみな習慣的に口にしている〈フラココノ実〉を、まだ食べたことがないのだ。小さなリンゴほどの、ヘリオトロープ色の果実……果汁豊かなその実は、やさしく切ない、遠い夢のような味がするという。なぜ自分は食べることができないのか。いつになったら……。同じ憧れをもつ仲間と、同盟を組んで目的を達しようとするポイット氏。果たして結果は?
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