日本の人には難解な聖書の世界を、大胆な試みとやさしい語り口でつづった「聖書ものがたり」第1巻。著者は、日本史からの事例(家康、竜馬など)を随所に引用しつつ、アブラハムからイサク、ヤコブ、ヨセフの四代にわたるヘブル人の歴史を解説している。読者は、聖書が聖人列伝ではなく、現代人となんら変わることのない平凡な人々と神(ヤハウェ)とのドラマであることを発見されるであろう。