晩年、孤独を強いられたルソーが、日々の散歩のなかで浮かび上がる想念や印象をもとに、自らの生涯を省みながら自己との対話を綴った10の"哲学エッセイ"。「思索」ではなく、「夢想」に身をゆだねたその真意は?他作品との繋がりにも言及した中山元氏による詳細な解説が付く。