• Author渡辺洋
  • Publisher小学館
  • ISBN9784094053715
  • Publish Date2003年1月

悲劇の洋画家青木繁伝

日本の洋画史上に輝く名画『海の幸』(本書カバーに使用)をはじめとして物語性に富む名作を残し、二十九歳の若さで夭折した洋画家、青木繁。「天才」「鬼才」の称号をほしいままにしながら、その短い人生は波乱の連続だった。描くことにしか意味を見出せず、他人との関係を築けない一匹狼性格の故に、貧困に苦しみ、画壇からは見放され、ついには親兄弟にも見捨てられ、孤独のまま福岡の地でこの世を去った。青木と同郷に育った著者が、その裸の人間像に迫る。

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