カンボジアでもっともポピュラーな民話11編を訳出し、その社会的・歴史的背景を詳しく解説しました。日本でいえば「舌きりすずめ」、「桃太郎」のような、古い昔から語り継がれてきた民族の心が詰まった物語ばかりです。解説では、そこからクメールの歴史、生活環境、道徳、価値観などを読み取り、「クメールの心」に迫ります。最近急増しているカンボジア・ファンから待望の声が高かった本です。