士農工商と、武士の次に位置づけられながら、泥と汗にまみれて封建社会の重荷を背負わねばならなかった農民-その一人一人の生活に密着して江戸初期農民の姿を研究し、苛酷な年貢賦課の上に立って藩体制の確立をはかる大名の領国経営を解明する。