第十九章 ナショナリズムと専制主義──大明帝国の成立 一 明太祖の暗黒政治 二 中国最高の軍人帝王──明成祖の親征
第二十章 宦官支配と学者の反抗──明帝国の末路 一 宦官の台頭 二 北虜南倭──難局に立つ明帝国 三 中興の挫折と学者の抵抗──東林党
第二十一章 中華化した征服王朝清──異民族の統治の成功 一 入関前の満州民族 二 漢民族の満州民族にたいする抵抗 三 康熙大帝──夷狄出の開明君主 四 大帝の後継者──雍正帝と乾隆帝
第二十二章 中国と世界 一 世界帝国の限界 二 西洋と東洋の文化交流 三 実証主義の運命
第二十三章 屈辱の百年 一 アヘン戦争 二 太平天国 三 洋務論の運命──同治中興のもとの兵制改革 四 西北と西南における失地 五 分割の危機──日清戦争とその結果 六 変法の挫折から革命へ──義和団愛国運動をはさんで
第二十四章 解放 一 革命運動の発端 二 辛亥革命 三 大陸政策の破綻──二十一ヵ条 四 新時代の黎明──五四運動以後 五 日中関係の破局 六 革命の成功
エピローグ──中国文化大革命の意味
年表・キーワード