学校司書の法制化、チームとしての学校という考え方の勃興、学習指導要領の改訂、アクティブ・ラーニングの導入等、学校図書館を取り巻く環境は大きく動いている。こうした変化にどう対応するべきか議論に熱が帯びている一方で、学校図書館自体が沈滞し、存在感が後退している感もぬぐえない。多くの教育課題と直面している現在、学校管理職、一般教員にとって、学校図書館はどのような存在なのだろうか。本書は、管理職、一般教員の視点から学校図書館を考え、その目線に添って学校図書館を紹介するというコンセプトで論じられる。