本書は、千葉県内のある小学校の学校博物館に展示されている「もの」を中心に、様々な現代社会における問題と関係づけながら述べたものです。それぞれの展示物の持っている意味について、単なる展示物についての知識だけでなく、博物館展示の「もの」の見方についても述べたつもりです。また、館内の展示物のみならず、地域の歴史や自然環境についても、地域まるごと博物館の考え方で述べています。