• AuthorBataille,Georges/著 樋口裕一/翻訳 バタイユジョルジュ/著
  • Publisherトレヴィル
  • ISBN9784845709489
  • Publish Date1995年0月

エロスの涙

バタイユが病苦と闘いながら自ら図版収集や編集まで手掛け、1961年に遺作として仕上げた彼のエロティシズム研究の集大成が本書である。まさに生涯をかけて暴力性と聖性の関係を究め続けた成果であり、その背景にある共通のオブセッションである「死」を暴き出す。また、膨大な図版と共に、バタイユ思想と美術の中のエロティシズムの歴史のエッセンスが比較的明快な語り口で展開される、格好の入門書とも言える。

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