中国第二の規模の開港都市、華北の経済的中心、アジアと欧米が出会うゲートウェイ・シティ…様々な貌を持つ天津、清末期から中華民国期、そして戦時下において、一連の劇的な変容を経験してきたまち…。時代によって変貌を遂げながら、再生し、発展してきた、その重層的な都市空間の位相を、行政、産業、交通運輸、通信、政治・外交、租界、下層社会、日本人社会、メディア文化、建築の10の視角から照射する。