近くの書店で在庫を調べる
  • 著者高山トモヒロ
  • 出版社ヨシモトブックス
  • ISBN9784847096297
  • 発行2017年12月

通天閣さん / 僕とママの、47年

「通天閣さんは、ともくんのこと、いつも見守ってくれてるんやで……」映画『ベイブルース』から3年。元ベイブルースの高山トモヒロ(ケツカッチン)がすべての“家族”におくる、涙と感動の自伝的小説。昭和の大阪の下町で、貧しいながらも必死で夢を追いかけた、僕と家族の、ものがたり。大阪の“灰色の下町”日本橋で、町工場を営んでいた、高山一家。借金をかかえ、離れ離れに暮らすことになった、僕とママ。「ママ、行ったらアカン!」玄関先で、泣き叫び続けた、幼かったあの日……。借金、母との離別、強面の大人、夜逃げ同然の引越し。目まぐるしい生活の変化のなか、貧しくも支え合って生きて行く、きょうだいたち。ドロドロの作業着を着て、廃品回収業で一家を支える、父。「知浩くん……ともくんやね?」、ある日、突然の再会を果たした高山少年は、戸惑いながらも、ママのぬくもりを取り戻しつつ、自分の夢へと突き進んでいく。NSCに入り、そして、“河もっちゃん”と、伝説の漫才コンビ「ベイブルース」結成へ。「僕の大切な人は、なぜみんな生き急ぐのか」……。相方・河本栄得の、突然の死。そして、ママを蝕んでいく若年性アルツハイマーという病。少しずつ記憶の失われていくママが、最期を迎える前、小さなノートに書き記していた「宝物」とは!? すべての“家族”におくる、心あたたまる、涙と感動のものがたり。小さな家族の、大きな愛を、あなたへ……。発行:ヨシモトブックス発売:ワニブックス【著者情報】高山トモヒロ1968年7月10日、大阪生まれ。NSC第7期生。NSCでは、故・河本栄得と漫才コンビ、河本・高山を結成。卒業後、ベイブルースと改名する。上方お笑い大賞をはじめとする賞を総ナメにし、「次世代のダウンタウン」とされるほどの若手有望株だったが、1994年10月、河本栄得永眠にともない活動休止。2001年11月、和泉修と漫才コンビ、ケツカッチン結成。2009年、河本栄得の死から15年を経て、初めて綴った小説『ベイブルース 25歳と364日』(ワニブックス/幻冬舎よしもと文庫)が反響をよび、2011年には舞台化、そして2014年には映画化される。映画にはNSCの同期だった雨上がり決死隊の宮迫博之、ココリコの遠藤章造、オール阪神・巨人のオール巨人ら、仲間の芸人たちが多く友情出演した。

>> 続きを表示