「かの日」に見た戦火の街も、「その日」に見上げた宇治川の花火も、淡い記憶となって日常に溶け込んでゆく-ありふれた日々と尊い追憶を重ね合わせて歌を詠み続けた北小路成子。2千首の中から選りすぐりの短歌を4つの時代構成と1つの情景から、昭和の時代を振り返る。北小路成子歌画集、第二弾。