ありふれた風景のなかに現れた不可思議な「光景」。
視覚と認識の関係をテーマに、インスタレーション、映像、写真などさまざまなスタイルで 作品を制作する気鋭のアーティスト・池田朗子。 スナップ写真や雑誌の人物をポップアップさせることにより、立ち上がるスケール。 それはガリバーが小人の国に迷いこんだような、不可思議な感覚を引き起こす。 日常的な風景に、ちょっとしたトリックを仕掛けることで、 空間が変化してしまう不可思議さ、意識や記憶の曖昧さ。 事実とフィクション、二次元と三次元が行き来する世界。