近くの書店で在庫を調べる
  • Author古賀徹
  • Publisher青灯社(新宿区)
  • ISBN9784862280695
  • Publish Date2014年1月

理性の暴力 / 日本社会の病理学

合理化・理性化の追求は暴力を胚胎する

● フクシマの原発事故は、想定外のリスクを排除した全体主義的 な科学のイデオロギー化による。事故防止のための思想とは?

● 〈いじめ〉はなぜなくならないのか。本来、自由と自立を訓育 する学校の本質から考える。

● 沖縄戦「集団自決」の悲劇を、軍の直接関与の有無にかかわら ず、どこにでも起こりうるものとして、全体主義の視野から考察。

● ハンセン病強制収容のように、公共性の空間は内部から他者の 権利剥奪と殺戮の強制収容所を生み出す。公共性空間を再考する。

● 水俣病の原因には科学的根拠がないとし水俣病の発見を遅らせ た専門家の過度に科学的・論理的思考法を問う。

● 死刑判決は裁判官の推論という誤謬と被害者擁護の応報から成 り立つ、その理性のありようを分析する。

● 理性の限界と可能性を考える、卓抜な哲学者の登場。日本哲学界が無視する日本社会の病理を徹底思考する稀有な書。

>> 続きを表示
    •  
    • This book can be read at
    • Borrowed People