人の世に一定程度のバカがいるのは常識である。「浜の真砂は尽きるとも世にバカの種は尽きまじ」と。しかし、そうとは知りつつも、平成の世のわが日本につぎつぎとバカが異常発生している驚くべき事態をいったいどう考えればいいのか。性別も年齢も、収入も地位も関係がない。さらには有名人・無名人も問わない。なぜ、こうした事態がこの国に出現したのか?「バカ」の生態と由来とその現状をあますところなく伝え、読む人に不思議なことに、生きる勇気が湧いてくる「当世バカ」生態図巻。